【切実な願い】納骨堂の下に捨てるのは忍びない…

「納骨堂の下に捨てるのは忍びない…」これは、光照寺住職、糸山公照の長年の問いでした。長年、いのちと向き合い、人々の「こころの拠り所」として寺院を運営してきた住職は、時代の変化と共に、従来の供養の形に苦悩する多くの人々の姿を見てきました。

【時代の課題】持続可能な供養のあり方とは？

一方、一般社団法人 新しいご供養協会も、少子高齢化や都市化が進む現代において、従来の供養形態の維持・継承の困難さを痛感していました。
・環境負荷の少ない持続可能な供養のあり方を考えたい。
・お墓以外の新しいご供養の方法を、困っている方々へ提供したい。
二者の切実な想いが、この困難な時代を乗り越えるための道を模索していました。

【想いの交差】「困っている方々のお役に立ちたい」

糸山住職は、長年、地域の相談窓口「駆け込み寺」を設け、地道な社会貢献を続けていました。
私たち「新しいご供養協会」は、その利他的な姿勢と深い慈愛の心に強く感銘を受けました。

「困っている方々のお役に立ちたい」という共通の、純粋な願い。この想いが、両者を結びつけました。

【物語の誕生】寺院のシンボルへ、いのちを還す

そして、その想いの行き着く先が、回帰葬でした。
光照寺様のシンボルである銀杏の木へ、いのちを還す——。

この願いを光照寺様にお願いし、糸山住職のご協力のもと、寺院と自然が一体となった新しい供養の形、
回帰葬「金色安穏〜銀杏〜」が実現しました。

これは、時代と人々の切実な願いが、寺院の慈悲の心と協会の行動力によって形となった、いのちの回帰の物語です。